資格とは何ぞや。

今日の建物状況調査で、初めて一緒になった床下シロアリ調査の業者さん。交換させてもらった名刺に「一級建物アドバイザー」との肩書が書かれてありました。「何の資格なのだろう??」と思い調べてみましたら、私が取得している「既存住宅状況調査技術者」と同じような資格であることに驚きました。

「既存住宅状況調査技術者」は、当該講習会を受講し修了考査に合格した建築士です。宅地建物取引業法において中古住宅の売買の際に既存住宅状況調査を行う場合は、既存住宅状況調査技術者の資格を持つものでなければなりません。

さてさて、建物アドバイザーとは何ぞや。不動産業者・リフォーム業者向けの建物に関する講座だそうです。不動産取引において建物点検を組み入れることで信頼が得られ、他社との差別化に繋がると言っています。講座では既存住宅状況調査で行う検査内容と見合った基準で研修を行っているようです。

建物調査は建築士の独占的な仕事になると思っていたので、似たような資格が出現したことに愕然としました。消費者の皆さんからしてみれば、既存住宅状況調査技術者と建物アドバイザーの違いなど分からないであろうと思います。が、違いが分からないような仕事をしていたらダメダメです。建物調査のみならず、建築物に対しての知識を更に深めていこうという気持ちが沸き上がりました。

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