埼玉・小川町 まち歩き

JMRA民家の学校のオープンスクールで、埼玉・小川町を歩きました。

民家の学校9期の受講生だった時も、小川町を歩いたので2回目の訪問になります。

その時は紙すき体験をしたので、「和紙のまち」という印象が残っていました。

今回は民家再生活用事例を見学させていただいて、前回とは全く違う視点で町を見ることができました。

玉成舎は「大きな古民家だな~」といった外観ですが、母屋1階は地元有機野菜を使ったお洒落なレストランですし、2階はワイナリーと雑貨屋さんです。バリアフリー感ゼロの人に優しくない建物ですが、狭い通路や段差のある建物はワクワクします。石蔵のうす暗く、閉じた空間は落ち着きます。

石蔵NESToは、大谷石を使った大きな蔵です。蔵自体に耐震性を持たせることが困難だったため、内部に鉄骨を入れています。コワーキングロビーとして運営するそうが、大空間で様々なことができそうです。

都会から来た人が、小川町の良さに気付いていろいろなコトを始めたり、東京で仕事をしていた町出身の人が、小川町に戻って新しいコトを始めたり。

よそ者がワイワイ何かを始めたり、若者がガヤガヤ新しいことを始めると、地元住民の方からは煙たがれたり、激しい温度差に引かれたりして。。。「町おこし」は、ベクトルを揃えて前に進めるのが難しいと思っています。

皆さんの話しを聞いていると、地元の方ともいい感じに馴染めているようでした。小川町は絹の道と呼ばれた八王子道、江戸時代に六斎市が立った秩父往還などの街道が交わる宿場町として物が集まり栄えた歴史があるそうです。「人や物が行きかっていた町だから、知らないものが入ってきても気にしない気質が備わったのでは…」といったお話しもありました。町の歴史柄、知らずとその土地の人柄みたいなものがつくられていたのかもしれません。結果的に、「やりたい人がやりたいコトを、やりやすい環境の中でできる」そんな素晴らしい条件が整った町ということでしょうか。

そんな小川町を、今週土曜日アド街ック天国で見られるそうです。

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